当選すると勝率が8割~9割と言われているIPO株。
今回はIPO株の注意点についてみていきます。
期限を忘れないようにする
IPO株には抽選の申し込み、当選してから購入の申し込み(ブックビルディング期間)にはだ
いたい期限が決まっています。
一般的に抽選の申し込み期間はだいたい1週間ほどとなっていて、当選してから購入をする期
間はその半分ぐらいとなっています。この期間をうっかり忘れてしまうのはもったいないです。
同じIPOは2度ときません。抽選期間・申込期間はしっかりと把握しておきましょう。
IPOの案件数は月に偏りがあります。その為スケジューリングを把握しないとぐじゃぐちゃに
なります。スマホアプリやExcelなどで管理をすると便利です。
資金拘束がある。
IPO投資に初めて取り組む人が意外と知らないのが資金拘束についてです。
購入資金が拘束されるという点です。
証券会社によりバラバラですが、購入資金が拘束されることがあります。
資金が拘束されると、その資金を動かすことができない為、軍資金が少ないと
他のIPOに申し込みができなくなります。
例えばIPO申込時や抽選時に資金拘束される証券会社5社に申し込みをした場合、
抽選に当選する・しないにかかわらず、購入価格の5倍の資金を準備しなければならなくなり
ます。
この点を知らずにあまり期待していなかったIPO案件に申し込みをして本命にできない…とい
うこともあります。証券会社によって資金拘束のタイミングはバラバラです。
しっかりと把握しておきましょう。
期待を持ちすぎない
IPOは高確率で儲けが出る。というイメージが先行しているので特に初めての人の
IPOへの期待度が高いです。あまりこの期待が高すぎると外れた時や当選しても公募割れでマ
イナスになってしまった場合に精神的に落ち込み続けてIPO申し込みをやめてしまう可能性が
あります。特に最初の方はIPOは「外れて当たり前」という意識で取り組むといいでしょう。
上記3つはIPOへ初めて取り組む方は注意しましょう。