会社員や主婦の副業として、近年徐々に浸透し始めているIPO投資。
ここ最近は、インターネット証券の台頭によって、IPO投資のハードルがグッと下がった気がします。
そのせいか、IPOに関する様々なブログが立ち上がり、情報収集が容易になった一方で、間違った情報を取得している人もちらほらいるようです。
今回は初心者がIPOに対して勘違いをしていそうな部分を考えていきます。
IPO株は一般的には購入不可
IPO初心者の方には、IPOは一般的に購入することができないと思っている方が多いです。
その理由としては、上場する前に「株を公募価格で買う」ということから
一般的に購入できないだろうと思っているようです。
ですが、IPOは一般的な人でも購入することは可能です。
実際に購入できるかどうかは抽選がかかっているためわからないですが、
抽選に参加をすること自体は、証券口座さえあれば誰でも可能です。
IPO投資はハイリスク?
投資=ハイリスク・ハイリターンだと思っている会社員の方も多いです。
確かに投資のやり方によってはハイリスク・ハイリターンですが、IPO投資に関しては
ハイリスク・ハイリターンではありません。投資である以上、マイナスになっていまう可能性
はありますが、FX取引や先物取引に比べるとハイリスクではありません。
ほとんどの年で、初値が公募価格を上回った銘柄が全体の9割前後となっています。
またIPOの案件によっては公募価格の何十倍という値上がりをする可能性があるので
ハイリターンの可能性は十分にありえます。抽選に当たらない限り資金がマイナスになること
もないのでハイリスクな投資であるとは考えにくいです。
当選しないだろう…。
IPOはリスクが少なく、利益を獲得できる確率が高いので、当選への期待値は上がりがちで
す。またIPOは宝くじみたいなものと言われているので当選確率が低いと思っている方もいま
す。確かに当選するのはいつになるかはわかりませんが、超大型上場の場合はIPOの株数も多
いいので一気に抽選確率が高まります。当選の確率を上げる方法もあったり、証券会社によっ
てはポイント制度なども導入していて当選確率を高められることもできます。
上場初日に必ず売却できる
IPO投資は公募価格で購入して、上場初日に初値で売るという手法が一般的ですが、
上場するとそこはもう市場なので、100%売却できるという可能性はありません。
人気な銘柄は上場初日に買い注文が殺到し、初日に値がつかない場合もある。そうなると
上場初日に売却ができなくなります。そういった場合は焦らずに待つことも大事にです。
IPO銘柄はマイナスにならない
IPOはハイリスクではないと書きましたが、投資に絶対はありません。
9割方利益を獲得できる可能性はありますが、残りの1割はマイナスになるのです。
そのため、案件によってはマイナスになっていまうこともあります。
なので、すべてIPO案件に挑戦すればいいというわけでもないのです。
IPOする企業の業績や今後の成長率、投資家からの人気度など色々と分析して、IPOに申し込むかどうかを考えたほうがいいでしょう。