ソフトバンクIPO結果について

ソフトバンク株式会社とは

ソフトバンク株式会社は、スマートフォン等の無線通信サービスを主な事業とする、日本の大手通信事業者です。

以前より上場しているのは、ソフトバンクグループ(9984)で、それは持ち株会社です。
今回上場したソフトバンク株式会社は、その子会社ということです。

孫正義社長が経営する、子会社数66社の通信業界の中でもトップクラスの企業です。日本でその企業の名を知らない人はいないでしょう。
無線通信サービスだけでなく、エネルギーロボット産業にも着手しています。

そのソフトバンクが、昨年12月19日、東京証券取引所第一部に上場したことはまだ記憶に新しいと思います。
今回は、ソフトバンク上場と大手企業の上場についてまとめていきます。

 

一般的に、今回のような知名度が高い大手企業のIPOでは、初値が上回る可能性が高いと言われています。
過去に、NTTドコモ日本郵政といった名の知れた企業の上場では、企業により1枚(100株)当たり数万円~の利益を出したことが知られています。
したがって、今回のソフトバンクの上場も、注目していた投資家も多かったと思います。

実際の上場前の動き

上場前の大きな出来事と言えば、ブックビル期間中に大規模な通信障害が起きたことです。
これにより、投資家からのキャンセルが相次ぎ、ブックビルの期間を延長することになりました。先行きが不安だという見方をする人が多くいたようです。

初値1,463円(マイナス2.4% 公開価格1,500円)

そして上場当日、初値は公募価格1,500円を下回る1,463円と低調な出だしとなりました。
終値は15%下回った1,282円でした。

初値が高くついたところで、株を手放そうと考えていた投資家の人にとっては、残念な結果となりました。

まとめ

ソフトバンクは通信事業だけでなく、前述したようにロボット産業にも力を入れるなど、これからの発展が期待できる企業です。今後の株価にもまだまだ注目が集まりそうです。

今回のような大型のIPOは当選確率が高く、投資初心者でも手を出しやすい人気の案件です。
それが知名度のある大型上場ともなると、過去の結果からみても、基本的には申し込むべきでしょう。

しかし、今回のソフトバンクの一件からわかるように、ただIPOにやみくもに手を出すのではなく、冷静になって企業の動向や、相場全体の状況を見て、判断することも重要です。

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