IPO グッドスピード(7676)初値予想

グッドスピード(7676)の上場が承認されました。

名古屋を地盤にする中古自動車会社のIPOですが、一応はマザーズ上場で、規模感の小さいIPOではありますので、少しは人気化しそうという第一印象です。

基本データ

会社概要

会社名株式会社グッドスピード
市場東証マザーズ
URLhttps://goodspeed-group.co.jp/
設立2003年2月20日

上場スケジュール

仮条件決定日4月5日(金)
ブックビルディング4月9日(火)~4月15日(月)
当選者発表4月16日(火)
申込期間4月17日(水)~4月22日(月)
上場日4月25日(木)

価格&マーケット

想定価格1,210円
仮条件1,210〜1,400円
公募価格未定
吸収金額7億7,000万円
時価総額18億円

株式関連データ

当選株数

発行済株総数1,450,000株
公募株数550,000株
売出株数0株
OA売出82,500株
合計当選株数632,500株

当選株数は小型だけあって、少ないです。

公募での調達がほとんどで、売り出し株数が少ないのは好感が持てます。

引受証券会社

証券会社株数(株)比率(%)
東海東京証券583,000 92.17
大和証券16,500 2.61
SBI証券11,000 1.74
エース証券5,500 0.87
安藤証券5,500 0.87
丸三証券5,500 0.87
岩井コスモ証券5,500 0.87
合計632,500 100

当選確率が高い証券会社は、主幹事の東海東京証券の他に、大和証券、SBI証券になるでしょう。

事業内容

当社は、「気持ちに勝るものはない」を経営理念として、 中古車販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供を通じて「すべての人に感謝・感動・感激を与え続ける伝道師でありたい」をミッションに掲げ、その具現化を目指し、 SUV・4WDに特化した中古車販売及びその附帯事業を東海エリアにて展開しております。(グッドスピード 目論見書より引用)

グッドスピードは愛知県を中心として、中古車ショップを東海地方に21店舗を展開しています。

グッドスピードのメインの業務は、中古自動車の販売と買取ですが、特にSUVと4WDに力を入れてるようで、同社の得意分野なようです。

店舗では、それに付随して自動車保険の代理店業務や、車の整備なども業務として行なっています。

毎年、微増ではありますが売上や販売台数は右肩上がりですが、業界全体にも言えることですが、将来的にはこのままでは成長が止まる可能性が高いと思ってます。

最近では、特に東京都内では駐車場代やガソリン価格の上昇が要因となって、自動車を持たないという人も増加してきています。

世界的には、カーシェアやライドシェアなどのシェアリングエコノミーが浸透しつつありますので、投資家からすれば、その辺りの事業自体の将来性に対するリスクヘッジも意識して欲しいところです。

株主関連データ

基本的には、大株主による大量の売り注文は出ないと考えて大丈夫です。

ロックアップの解除要件は180日のみで、ストックオプション行使による上場時の潜在株式もありません。

大株主&ロックアップ

株主株数(株)比率ロックアップ
加藤 久統450,00047.45180日
株式会社Anela450,00047.45180日
横地 真吾18,7501.98-
平松 健太5,7000.60-
大崎 勝士1,9500.21-
塗 利樹1,5000.16-
松井 靖幸1,5000.16-
所有900株7名6,3000.66-
所有450株26名11,7001.23-
所有300株3名9000.09-
合計948,300100.00-

ストックオプション

 株数(株)上場行使(株)行使価格行使期間
第1回48,3000294円2025年9月30日
2020年10月1日
合計48,3000--

業績推移

業績ハイライト

決算期2014年9月2015年9月2016年9月2017年9月2018年9月
売上高10,247,73912,980,51615,993,19020,253,31022,751,642
経常利益197,354224,359133,52093,201149,280
当期純利益140,631109,192△209,27576,88891,281
純資産394,046503,238274,233351,122397,404
決算期2014年9月2015年9月2016年9月2017年9月2018年9月
ROE4524△542524
BPS438559305390442
EPS156121△23385101

初値予想

IPOとしては規模感が小さい会社ですから、しばらくは限界は有りながらも伸びるでしょうし、同業の大手と比べても小さい分伸び代はありそうなので、この価格設定であれば、公募割れはしなさそうです。

また業績のハイライトを追ってみると、とりあえず通年単位では、増収増益を継続出来ているようです。

しかしながら、新規店舗出店に伴う借り入れも増加傾向にあり、将来的に成長が止まった場合、激しく株価が落ち込む可能性もあると思います。

ROEは安定して高めではありますが、単純に負債が多いというのも要因となっているでしょう。

こういった中古自動車一本に絞っている銘柄に長期的に投資するなら、米国株のLyftソフトバンクグループなど、シェアリングエコノミー関連銘柄の中から選んだ方が、将来的に期待できるでしょう。

初値予想(上場承認時)

1,500 〜 1,600

 

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